CSR・サステナビリティ
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地球環境のために
1環境への取り組み
当社の事業基盤の確立のためには、環境管理の向上は必要不可欠です。当社は、「環境基本方針」のもと、当社における環境活動の継続的な向上に取り組んでいます。
環境基本方針
- 全ての事業活動において、環境への負荷低減を図り、地球環境保護に努める
- 環境汚染の防止および生物多様性の保護に取り組み、地域社会に貢献する活動を行う
- 国内ならびに国際的な環境関連の法令等を順守する
2環境配慮型技術・製品
タカギセイコー独自の軽量化技術と製造技術を活かした製品は、CO2排出量の削減や環境汚染防止に貢献しています。
環境配慮型技術・製品の開発取り組み状況の実績値はこちらをご覧ください。
●軽量化技術 |
当社は、エネルギー吸収性能と軽量化を両立させたガラス繊維強化樹脂製バンパービームなど、複合素材を活用した樹脂による代替部品の開発を推進しています。製品の軽量化技術を通じて燃費を向上させ、CO2排出量の削減に貢献しています。 |
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●BEV・HEV向け給配電部品 |
当社は、CO2排出量が少ないBEV・HEVに不可欠な給配電部品を手がけています。当社独自の「高精度金属インサート成形技術」を活用することで、従来の製法に比べて工数を削減するとともに、剛性・耐振動性を向上させることに成功しました。自動車メーカーにおけるエンジン組立工程の効率化も可能にする画期的な技術をもって、自動車の電動化に貢献しています。 |
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●尿素水タンク |
当社は、建設機械の排ガスに含まれる有害な窒素酸化物を無害化する樹脂製尿素水タンクを製造し、大気汚染の防止に貢献しています。これは、軽油が燃焼した際に発生する窒素酸化物に対し、アンモニアを吹き付けることで、窒素と水に分解し、無害化するというものです。特に寒冷地においては、尿素水の凍結が問題となりますが、樹脂製であれば、金属製と比較して凍結による体積の膨張を吸収でき、かつ、尿素水のような薬品への耐性を維持できるというメリットがあります。 |
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●トラック用ウインドディフレクター |
走行中の空気抵抗を低減させることで、燃費向上の効果が得られるトラック用ウインドディフレクターを、当社は超大型製品の成形を可能にする日本初のDCP-RIM法で製造しています。従来のFRP製品より30%程度の軽量化を実現するとともに、耐衝撃性の向上とコストの低減にも寄与しています。 |
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3CO2排出量の削減
タカギセイコーは、「環境にやさしく、地域社会に役立つ企業」を経営理念の一つに掲げ、これまでもCO2排出量の削減に取り組んできました。
これからもカーボンニュートラルの実現に向けて、CO2排出量削減に積極的に取り組んでまいります。
CO2排出量の実績値はこちらをご覧ください。
(1)再生可能エネルギーの活用
太陽光発電 |
タカギセイコーグループの株式会社トリニティではソーラー事業を展開しており、当社拠点に太陽光発電所を建設し、再生可能エネルギーの活用によるCO2の削減に取り組んでいます。詳細は以下のリンク先をご参照ください。 |
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氷見工場と関東工場の再エネ100%化 |
当社氷見工場では、氷見ふるさとエネルギー株式会社が所有する太陽光発電所から北陸電力株式会社(以下、北陸電力)を介してオフサイトPPA※1による地産地消の再エネ電力の調達を開始しました。 また、関東工場では、レジル株式会社から実質再エネ100%の電力を調達しています。 これらの取り組みにより、氷見工場、関東工場での電気使用に伴うCO2排出量ゼロを実現しています。 ※1 敷地外の遠隔地(オフサイト)に設置された発電設備から電力を購入すること。PPAはPower Purchase Agreement(電力購入契約)の略称
※2 北陸電力が保有する再エネ電源由来の電気に、富山県内の発電所の環境価値を付与することにより環境価値の地産地消を推進 |
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(2)エコカーの導入推進、エコ運転による燃料使用量の削減
エコカーの導入推進 |
環境に配慮したエコカーの導入を推進しています。2024年3月末現在で、社有車のエコカー比率は47.2%であり、今後もエコカー比率を高めていきます。 |
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(3)照明、遮熱による省エネ
照明設備のLED化 |
各拠点の照明設備をLED電灯に切り替えることで、消費電力量を削減しています。 |
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不要照明箇所の消灯 |
照明をこまめに消すことが出来るように個別スイッチを取り付け、適切な照度の確保と不要照明の防止につなげています。また、人感センサー付きの照明設備を活用して、不要時には自動消灯する仕組みとしています。 |
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空調デマンド制御 |
必要量に応じてピーク電力をコントロールすることで、消費電力量を削減しています。 |
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出入口の温度変化対策 |
エアカーテンや高速開閉シャッターを活用することで、搬入出の頻繁な出入口における空調温度の急激な変化を防いでいます。 |
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遮熱塗料の活用 |
屋根に遮熱塗料を施すことで、冷暖房効率を向上させています。 |
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(4)エネルギー源の転換と効率的な運用
エネルギー消費量の実績値はこちらをご覧ください。
重油暖房からLPGに変更 |
冷暖房のエネルギー源を従来の重油からLPG(液化石油ガス)に切り替えることで、CO2排出量を削減しています。 |
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灯油、重油から電力冷暖房システムに変更 |
従来の灯油・重油による冷温水発生装置から、電気式の個別空調設備に切替えが完了しています。また、割安な夜間電力の有効利用を行うことで、運転コストの削減と昼間電力消費量およびCO2排出量を削減しています。 |
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油圧駆動成形機を省エネ電気駆動成形機に変更 |
従来の油圧駆動成形機を電動駆動成形機に切り替えることにより、消費電力量約30%削減を実現しています。また、油圧駆動ユニットがなくなることで、その分の冷却水(地下水)も不要となっています。 |
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省エネ変圧器に更新 |
省エネ変圧器の活用で、電力損失の低減・エネルギー効率の向上を図り、消費電力量・CO2排出量の削減につなげています。 |
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(5)動力機械の制御
地下水ポンプインバーター制御 |
インバーターの導入により、地下水ポンプのモーター負荷制御を行い、消費電力量を削減しています。 |
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コンプレッサー台数制御 |
コンプレッサーの台数制御装置の導入により、稼働状態を制御し、消費電力を削減しています。 |
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(6)電気駆動設備・備品の導入
草刈りロボットの導入 |
本社敷地内の緑地の草刈りにロボットを導入しました。従来はガソリンエンジンの草刈り機を使用していましたが、草刈りロボットはモーターを使用しているため二酸化炭素を排出せず、環境にやさしい草刈りを行います。また自律走行可能なので草刈り・充電器への帰還・充電を自動で行い、本社敷地の美観を常時保つことができます。 |
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4有害化学物質汚染防止
PRTR取扱量の実績値はこちらをご覧ください。
●産業廃棄物焼却施設の撤廃 ●パークロロエチレン、塩化メチレン洗浄液の廃止 ●水質、土壌汚染施設(トリクレン洗浄設備)から炭化水素系洗浄設備に変更 |
大気汚染、水質汚濁、土壌汚染の原因となる産業廃棄物小型焼却炉の廃止し、有害化学物質による汚染が生じないよう適切に処理しています。また、金属プレス加工製品の洗浄に使用していた塩素系洗浄液の廃止や、環境負荷の小さい炭化水素系洗浄設備の活用によって、環境汚染の防止につなげています。 |
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5資源の節約
水使用量の実績値はこちらをご覧ください。
地下水の循環 |
成形機械の冷却水をクーリングタワーで再度冷却し、循環させることで、地下水の汲み上げ量を削減しています。 |
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通函の使用、工程間運搬の台車化による梱包資材の削減 |
通函による顧客への納品、専用台車による製造工程間の運搬などにより、梱包資材の使用量削減に努めています。 |
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63R活動の推進
廃棄物排出量の実績値はこちらをご覧ください。
リデュース:省エネ、エコ設計 |
製品の軽量化、廃棄物の発生抑制、そしてリサイクルが容易なものづくりに努めています。 |
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リユース:ペレット再利用 |
製品にならなかった材料は、社内で再ペレット加工を行い、原料として再び利用しています。これにより、バージン原料と比較してCO2発生量を約60%に抑制し、環境負荷軽減に貢献しています。 |
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リサイクル:埋め立て廃棄物ゼロに向けた取り組み ●資源分別リサイクルステーション・スクラップステーション |
産業廃棄物処理は埋め立てが中心とされていますが、当社では従来より「廃棄物」ではなく、「資源」として捉え、積極的なリサイクル活動を行っています。当社は、分別ルール・手順を定め、リサイクル業者とも連携しながら、埋め立て廃棄物の数量ゼロを目標に取り組んでいます。 |
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7環境に優しい梱包材の採用
環境に優しいミルク紙梱包材 |
仕切りをプラダンからミルク紙に変更することで、環境負荷の軽減とコストダウンを実現しました。 |
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